全 国 ・ 電 波 ホ ッ ト ス ポ ッ ト 探 検 隊


無 電 源 ワ イ ド F M 対 応 ラ ジ オ   1SS16 ショットキー・ダイオードを使用。

1SS16以外に、1SS99 1SS97などのショットキー・ダイオード
1N34 1S34 1N60 OA91 1S188FM-1 1S426 D311( 感度は余り良くない )も使えます。

製 作 す る の は 簡 単 で す !
しかし、実際に聞こえる様にするにはかなり頑張らないと駄目です。
アンテナを工夫する、同調回路を改善する・・等々

でもホットスポットでは、LED・LD( レーザ・ダイオード )で検波・復調が問題なく出来ます。
実際に受信した音声ファイルも公開しています。



中央のラジオは260PFポリ・バリコンを利用したロー・コスト版


AM放送ゲルマニウム・ラジオと同じ基本回路です。
外部アンテナ/L1はアースに落としていませんが、気になる人はアースに落としてください。


  
10PFタイトVCで選局もスムーズに出来ます。
外部FMアンテナの他、ロッド・アンテナも取り付けできます。

同調コイルのデータ
1.2mm スズメッキ線 直径30mm 4回巻いて、インダクタンスは0.5μH程度です。
あとは
間隔を拡げて微調整します。 難しく考えなくて適当にやってもうまく出来ます。
検波用コイル、アンテナ・コイルは18mm径で2回くらい


同調コイルをハート形にしてみるのも良いかも。

こ こ か ら ロ ー コ ス ト 版 の 一 例

部品の中で一番高いのは10PFタイト・バリコンです。
性能は変わらず費用を抑えるにはどうすれば良いか?

簡単な解決方法


AMラジオで使う260PFポリ・バリコン と 10PFセラミック・コンデンサ

直列接続すると、約1 -10PFのポリ・バリコンに早変わりします!


260PFポリ・バリコン + 10PF直列接続で組み立てた一例



コイルは1.2mmスズメッキ線 40mm径 3回巻き
巻いた後に間隔を拡げて実際に受信しながら間隔を微調整



ポリ・バリコンと10PFコンデンサ付近

実際に組み立てて、うまく聴こえるかどうかチェックしました。
この例では、問題なく聴こえました。
コイルを40mm径にしたからなのか、分離が若干良くなった様な気がします。
もっと良く聴こえる様に、アンテナ側の結合コイルと検波用結合コイルの調整・・
巻数と径を変えてみてください。

自宅屋上15m高の5エレ・アンテナ( スカイツリーから直線で12.7km )で、NHK  J-WAVE  文化放送などのワイドFMが受信できました。
そこそこ大きな音で楽しめますが、隣の局が重なって聞こえます。

実際に受信、音声出力をICレコーダーに直接入力しているのでレベルは適正ではありません。
文化放送 / 91.6MHz 毎週月曜日 PM8:00 - 8:30 グッチ裕三 今夜はうまいぞぉ! タイトル・コール音声
007_160118_1959V0.MP3


コイルとバリコンをもう少し適正値に絞れば改善の余地はありそうです。
面倒な場合はトラップで隣接チャンネルを減衰させます。



マスプロ CTP13 隣接チャンネルトラップ



備考:秋葉原で未使用に近い極上品を¥1500で購入


YAGI  WP45  U/Vブースタ  屋内専用
標準ゲイン 40dB  VHF-LOWバンド( 旧1 -3 ch )の位置でFM放送帯をカバーしています。
備考:秋葉原で未使用に近い極上品を¥800で購入



入力アッテネータ、ゲイン調整などもあり1台あれば何かと便利です。

この手のブースタは地デジ対応になってからあまり見かけなくなり、ハードオフなどで探すと良いかも。



屋 外 で も 室 内 で も ・ ・ 無 電 源 F M ラ ジ オ !


取り外しが出来るロッド・アンテナ 全長78cm




内部はコイルが目立ちます。
検波には1SS16 ショットキー・ダイオードを使用しています。
右側のRCAジャックが外部アンテナ用です。





同調・検波・ロッドアンテナ用・外部アンテナ用と4つのコイルがあります。
同調コイルは30mm径で4回( 1.2mm スズメッキ線 ) 10PF小型エア・バリコンでちょうど良いくらいに同調します。
ロッドアンテナは1本78cmなのでローディング・コイルを入れて1/2λになるようにしてみましたが、
聴いてみて感度差はあまり感じなかったので2回巻いて結合させています。
それぞれを微妙に動かして感度が良くなる位置に合わせます。
調整はこれだけです。



復 同 調 タ イ プ の 参 考 例



Schottky diode Detector Radio



横から見ると・・・
  

   

左側・
副同調用ポリ・バリコンにアンテナからのリンク・コイルを結合
アンテナからのリンク・コイルを右側・主同調用ポリ・バリコンに結合
副同調ポリ・バリコンを動かしても動作状況が変わります。
いろんな組み合わせで試してみると面白いですよ。


その後の変更点
ICレコーダーで録音する際、音声レベルが大きすぎるので半固定ボリュームで適正値に切り換え出来る
様にしました。
更に、検波デバイスを色々試せる様にソケットを追加しました。


日本初? 無電源LD( レーザ・ダイオード )スロープ検波ラジオ
Non powered Laser Diode detector radio



FMでもホットスポット状態になると、LEDやLD( レーザ・ダイオード )でも検波出来ます。
もちろん音声もスロープ検波で復調出来ます。



LDが点灯している様子


   
青色LEDが点灯


   
赤色LEDが点灯

実際にLDで検波した音声を公開
2016年2月13日  91.6MHz 文化放送  玉川美沙ハピリー    020_160213_0659V0.MP3


ハート型のコイルを作り直しました。  気付いた点があります。

   


半田付けが楽なスズメッキ線を使ってきましたが、UEW線( ポリウレタン線 )に変更。
この方が若干感度が上がります。 中身は銅線で変わりませんが、表面を錫でメッキするかポリウレタン樹脂で覆うかで
表面の電気抵抗が大きく変わります。  一度比較してみるのも良いかも。
確かに表皮効果を考えると、銅そのものかその上に錫がメッキされるかで電気抵抗が変わるので周波数が高くなれば
結構変化が現れるのでしょう。  比較する物がないと気付きませんが、同じ物でコイルだけ変更してみると分かります。


表紙に戻る