自宅でも移動先でも持ち運びを考慮し、なるべく軽くを目標に製作しました。
基本的に外部アンテナを使用する必要最小限の回路構成のゲルマニウム・ラジオです。
特に回路図を出すまでもない物なので、画像で判断してください。
高感度ではなく好感度( 好い感度 )を目標にしました。
好感度タイプは感度と選択度が良いです。
これは、探検隊のホットスポット調査用ラジオの試作品となります。
このケースを基に変更を加えて、メンバーの意見を反映して完成させたいと思います。
特 徴 興 味 を 持 っ て も ら え る 人 目 を 引 く 外 観 !
一見、真空管ラジオと間違えるのが狙いです。
重さ:909グラム
長さ180mmのバー・アンテナ1本を採用し、軽量化を図っています。
リッツ線は、1次側に0.04mm 200本と、2次側に0.04mm 30本を使用。
外部アンテナを使用するのに便利な1回毎にタップ切り替えスイッチを装備。
※標準型では180mmフェライトを3本使用したタイプに。
コイルの実測データ
180mm
到来電波の強さが分かる検波電流計を装備し、50μAメーターをレンジ切り換えが出来る。
測定レンジ:0 - 50μA - 100μA - 200μA 内部抵抗:4.26kΩ
検波用ダイオードも目立つ外観のSYLVANIA SEMICONDUCTOR社 1N40をはじめ、
ロシア製 D311など3種類をスイッチで切り換えが出来ます。
スイッチ番号 1 - 1N40 2 - 1N60
3 - D311
1N40は希少品なので、保護キャップを被せています。
※標準型では1N40は数量確保が出来るか不明なので、他のダイオードになります。
D311を必須に、他のダイオードは各自が選んで切り替えをする。
ロータリー・スイッチはアルプス製を使用、困るのは丸シャフトとローレットの2種類があります。
それぞれのタイプを販売してくれれば良いのですが、あまり売れないからそこまで対応しないかな。
安いロータリー・スイッチは耐久性の面で問題あり。 信頼の日本製に限る!
1N40の内部接続 1本壊れても、予備が3本有るので安心!
今回は、マルチタップの出力トランスを使用しないで
ローコスト版の0 - 3.3kΩ - 5kΩ - 10kΩ : 8Ωトランスを使用することで、スピーカーまたは
セラミック・イヤホンやハイインピーダンス型ヘッドホンも使用できます。
構内放送用スピーカーに使用されているトランスですが、真空管ラジオ用の出力トランスも使えます。
製作メモ
出力トランスの直流抵抗値
0 - 8Ω/0.7Ω 0 - 黒3.3kΩ/284Ω - 茶5kΩ/355Ω - オレンジ10kΩ/519Ω
検波出力は3.3kΩに接続していますが、5kΩと比較して変わりがなさそうだったのでそのままにしています。
内 部 の 様 子 ケースはタカチ電機 BCAS101807G 100 X 185 X 70mm
部品代は、1N40がアメリカから送ってもらったので一番のコスト高。
トランスは構内放送用スピーカーから取り外した物。
製作時間は約1週間掛けてゆっくりと。
フル装備状態
左右の金具はストラップ取り付け用で、スピーカーは4Ωタイプ
大きな音を出す時は、大きめのスピーカーかホーン・スピーカーを使用。
ストラップは肩から下げるのではなく、首から下げて移動中でもメーターが良く見える事を想定。
電波が強ければ、スピーカーから小さな音が出てきます。
大きな音が必要なら大きいスピーカーかホーン・スピーカーを使う
BNCコネクターがないと使いづらい。