中波放送帯ゲルマニウム・ラジオを基本とし、大きなバー・アンテナを使うので・・・
聴く次郎2号にBCLマニアの方にも有効な2つの機能を追加しました。
ペディションやキャンプでの受信時に役立つ同調式外部アンテナとしても使用可能!
隣接局からの信号軽減や、中波帯の簡易アンテナ・チューナーとしても使用可能!
ラジオを楽しむ場合は、外部アンテナと簡易カプラーで快適に受信可能!
つまり、これが1台有ればほとんどのシーンで活躍できます!
自慢の逸品ならぬ、持ち歩くには我慢の一品です。
完 成 し た 画 像
スピーカーは両側のネジを緩めれば簡単に外せます。
必 要 最 小 限 の 回 路 構 成 に プ ラ ス 機 能
●移動時に便利な取っ手( ハンドル )を装備し、横にはイヤホン・ジャックも。
●バー・アンテナ と ロッド・アンテナの併用で、電界検知と磁界検知の両方に対応
●160 X 10mmフェライトを30本使用し、リッツ線( 0.04mm X 660本 )の採用で感度と選択度を両立
●長さの異なる外部アンテナに対応する6段階簡易アンテナ・カプラーを装備
●信号強度が分かる簡易Sメーター( デジタル・テスターを併用 )機能・・カスタム M-04を併用
●ホットスポットでの受信時にも適正な音量に調節出来るボリュームを装備
同調時に便利な微調整用バリコンを装備し、
±5kHz程度まで対応
●音声出力は、10kΩ側がハイ・インピーダンス形ヘッドホン または セラミック・イヤホン
8Ω側にはスピーカー または ヘッドホンが接続可能
ここからがプラス機能
●同調式外部アンテナとして使用可能! 3段階の選択度を切り換え可能!
●中波帯の簡易アンテナ・チューナーとしても使用可能!
完成後の大きさ 幅 380 X 奥行き
170 X 高さ 190mm 重さ:約 3000グラム
組 み 立 て 手 順 を 簡 単 に
簡易アンテナ・カプラ用コイル作成
1.6mm 形状記憶喪失タイプのスズメッキ線を採用 グラム
何度か同じ物を作ると、だんだんうまく出来上がります。
木板に取り付ける前に線材は前もって半田付け
同調コイルの作成
塩ビ・パイプのカットは出来ないので、ビバホームでパイプ購入と併せて加工も依頼。
カット1回\200取られますが、仕方が無いですね。
カット精度が分からないので、162mmで依頼。
多少の隙間は両側に塩ビ板をレーザー加工した丸板を挟んで隙間を埋めました。
L1の位置はインダクタンス測定で決定 横幅:370mm
中央に64mm幅 500kHzにおいて373μH Q値:780でした。
L1:0.04mm 660本 L2 - L4:0.04mm 100本
L1が決まれば、あとの作業は楽です。
この時点で、重さは約1.9kg
お色直しを施してコイルが完成の予定でしたが、風の影響で塗装にムラが出て苦戦。
シンナー薄め液で元に戻し、3回やり直してあまり気にならない程度になりました。
この色だけ見ると、ベーク製パイプに間違えられそうですが塩ビ・パイプです。
これで1952グラムです。 長さは両側の黒キャップも含んで370mmです。
製作の注意点は、フェライトは微妙に曲がっているので一度に無理に押し込むと折れてしまいます。
落としたり衝撃を与えてもフェライトは折れます。
最後の1本はゆっくりと。 入らなければ組み合わせを変えて何度も試します。
リッツ線は少し余裕を持って( 20cm程 )切っておきます。
前面パネルのレイアウト 部品を取り付け
トグルSWのレバーは短い物を使用。 ポリ・バリコンは廻す時に少し硬めの物を選別。 233グラム
今回は端材のカラー・アクリル板(クロム・グリーン)を買ってきて、穴あけ加工は速度を落としたドリルで時間を掛けて。
ポリ・バリコン下にある2次コイル切換用スイッチは3接点で、通常品では接点間隔が30°と狭いのでNKKスイッチズのMR-Y106を採用。
このスイッチは2 - 6接点を任意に設定でき、間隔は60°と理想的。
所々、穴あけ位置がずれています。
予備配線を施したところ
外部アンテナ端子取り付け板
z
以前貰ったアクリルの端材で取り付け板を作成
200 X 45 X 3mm 93グラム
BNCコネクター / ロッド・アンテナ取り付け板
以前カットしたアルミ板を利用 30 X 70mm
厚さ:1.5mm
ダイオード、トランスをラグ板に取り付け
前回同様でダイオードはD311のみ、トランスは10kΩ:8Ωの簡単基本回路 グラム
事前に端子にリード線を半田付け
木板加工 集成材をカット 135 X 370mm 板厚18mm
ホームセンターで端材400 X 400mmを見つけ、3枚にカットしてもらいました。 @¥184で入手 423グラム
木板と前後パネルに組み上げ途中
両側に持ち運び用ハンドルを、左側にイヤホン・ジャックを取り付け。
ハンドルで左右からフェライトを押さえ込む構造です。
スピーカーは左右のネジを廻せば簡単に取り外し出来ます。
2018年8月は例年に比べ暑くて大変でした。 台風13号が近づいた7,8日は涼しく、一気に組み上げました。
日本製セラミック・イヤホンをホーン・スピーカー風にしてみました。
ハンドル部分に取り付けて完成!
セラミック・イヤホンがあれば\108にテープ、接着剤などで完成します。
次回作は、フェライト120本 0.04mm 2000本のリッツ線で製作してみますか?
バー・アンテナ部だけで7 - 8kg程度になりそうです。
製作してみたい人を随時募集中!
都内ほっとするスポット探検隊
フェライトを半分の15本にした弟分 G R - 1 5 D 完 成 !