どこを受信しているのか分かる!
周波数直読とは言え、この辺りの周波数かな?と言うレベルですが。
40 - 50年前の懐かしい音( 音質 )が聞こえてくるかな?
今回は少し進化し、使い古しの単三電池を使ってLMF501( 三端子IC )回路を切り換える様にしてあります。
スパイダーコイルの中心には、パロのバッジ
※ https://ja.wikipedia.org/wiki/パロ_(ロボット)
● バーニアダイアル 周波数直読型 今回の目玉部品です。
昭和47年以前のkc表示 可変範囲535 - 1605kc
どこかのフリーマーケットで見つけた
※ 1972年にkcからHzに変更になった。
● 小型エア・バリコン 260PF2連を直列接続にして最大130PFとしています。
昔のネジなので短い物が見つからず、長さを合わせるのにファイバー製のスペーサーを重ねています。
直列接続の為、シャフトはスペーサーで絶縁。 ※長さが足らなかったので緑色から茶色のベーク製に変更
絶縁処理をしないと目盛板に触れる時に感度低下が起きます。
● スパイダー・コイル エア・バリコンの最大容量130PFに合わせて、2次側のインダクタンスは685μHに設定。
※ バーニアダイアルが535kcからの目盛なので、それに合う様に巻いています。
巻き枠 外径:142mm 内径:86mm 厚さ:2mm アクリル板をレーザー加工
ポリウレタン( UEW )線 0.45mm
1次側巻き数:7回 1次側タップ:2 - 3 - 4 - 5 - 6回 5段階切り換え
2次側巻き数:65回 2次側タップ:5 - 7 - 9 - 11 - 13 - 15回 6段階切り換え ※ 巻いた後にインダクタンスを微調整
※ アンテナによって最適なタップ位置が違うので、各自が満足するまで試行錯誤する必要があります。
タップの有無で分離度が大きく変わります。 特に2次側のタップは2、3回毎にする方が効果的
● ゲルマニウム・ダイオード 詳細不明( イギリスから入手したので、GEC製ではないかと推測 )
中身の構造が分かるしカラフルだし、結構高性能でお気に入り
● 検波 & 出力トランス
今回は、セラミック・イヤホンと10kΩステレオ・ヘッドホンの両対応です。
サンスイ ST-17A 25kΩ : 10kΩ-CT を使用 千石電商さんにも在庫があります。
平ラグに取り付けた様子
ミツミ LMF501 使い古しの1.5V単三電池を再利用するために一番簡単なラジオICの出番
●切り替えスイッチ アルプス M型ロータリーSW 2回路5接点 2回路6接点
アンテナ側のタップ切り換え、検波側のタップ切り換えに使用。 シャフトは長いので切断処理。
ロー・コストながら長期使用もOK
※ 秋月電子通商で販売しているロータリーSWは任意の接点を設定できるのは便利ですが、長期安定性の面で信頼性が下がります。
長く使っていると、接点間の感触がへなへなしてきます。
● 外部アンテナ取り付け板 ターミナルとBNCメス型コネクター
● 前面パネル
前面上から見て
単三電池ボックスにナイフ型スイッチが付いているのがあったけれど、今は見つからない。
現在、ネジを仮留めして入手出来たら交換しようかと。
バーニア・ダイアルとエア・バリコンの高さを合わせるのにL型金具は必須
※楕円形の溝穴なので、微妙な位置調整が出来ます。 タカチ電機 CK-L1を使用
左は良く見かけるL型金具 右はタカチ電機 CK-L1 一目で丈夫さが分かる。