電池管・真空管を使用したラジオ

真空管別にしています。  多分、これ以上は増えないと思います。
ビ リ ビ リ 感 電 し な い 安 心 で き る ラ ジ オ で す 。

電池管 3 Q 5 G T

けったいなラジオ
気分によって、スパイダー・コイルとバー・アンテナが交換出来る!
3Q5GT( フィラメントだけ点灯して2極管検波 )とゲルマニウム・ダイオードを切り換え
検波後の負荷インピーダンスとイヤホン側のインピーダンスの両方を最適値に設定出来ます。



バー・アンテナ( 180 X 10mmフェライト・ロッド 5本 )を使用


バー・アンテナ 裏側から



スパイダー・コイルに交換




裏側から




スパイダー・コイル( 内径:76mm 外径:135mm )を使用
1次コイル:0.04 X 300本 2次コイル:0.04 X 30本
1つおきに巻くのが一般的ですが、あえて2つおきに巻いてみました。
性能的には変わりない様です。

ターミナルにコイル線を挿します。
他のコイルをテストする時に、このターミナルがあれば便利です。

3Q5GTはフィラメントが1.4Vと2.8Vが選択出来ます。
聴いてみて感度は変わらない感じなので、1.4Vにしています。
部屋を暗くすれば、微かなオレンジ色で点灯が確認出来ます。
感度はゲルマニウム・ダイオード( D311 )の方が良く、音質は3Q5GTの方が柔らかく聞こえます。


このラジオは検波方式を切り替えるだけではなく、従来のゲルマニウム・ラジオに見られる
同調コイルの問題点を提起したいと製作しています。

このラジオの回路図


2HA5 1.5Vでプレート検波

ゲルマニウム検波より、少し大きな音が出ますよ。




この基本回路を専用基板にしてみました。

2HA5  専用基板 完成画像  限定:10組のみ 基板上に載る全部品( 箱入り・新品 2HA5含む ) ¥2,800
ソケットの中心にイルミネーションLEDを入れてあります。
基板上の部品番号:C1:0.1μF C2:10μF/6V C3:0.01μF C4:0.01μF C5:100μF/10V R1:3.3kΩ




備考:別売りで、配線が楽になるプローブ・ピンも有ります。

色分け: VC1=白 L1=黄 L2=黄 LED=橙 BATT=橙 PHONE=黄 GND=黒 計12個
プローブ・ピンを使用すると配線が綺麗に見えます。 ¥200を加算してください。

ソケットを半田付けする前にLEDのピン加工
足の長い方が+ / プラス側です。


中心部にLEDを配置出来る様にピン間隔を確認してから、ソケットを半田付け


左上のVC1、L1は基板上でショートしているだけです。
接続用端子として使用するか、バリコンと1次側コイルは直接半田付けしてください。


専用基板を使用した応用例 その1
単一電池1本で楽しめる基本回路で製作しました。
ゲルマニウム・ダイオード VS プレート検波を切り換えて、感度や音質の違いを体感出来る!
全国・電波ホットスポット探検隊  隊員には貸し出し出来ます。


基本回路図

3回路2接点スイッチを使用してゲルマニウム検波とプレート検波の切り換えをしています。
LEDは取り付けていますが、単一電池だけで動作させるため接続していません。
イルミネーションLEDは5Vで動作させた場合、明るすぎる場合が有ります。
その場合は、3.3V程度まで下げてください。







専用基板を使用した応用例 その2・・いつもの様に少し重いです。



真空管( Vacuum Tube )を使うなら・・真空バリコン( Vacuum Variable Capacitor )がぴったり?
たまたま真空バリコンを2個貰ったので、自宅用に作ってみました。
ゲルマニウム・ダイオード( ロシア製 D-311 )と2HA5を切り替えて使えます。



真空バリコンは20 - 500PF / 15000Vなので直列に570PFを接続して、260PF程度にしてあります。
1回転あたり20PFの可変範囲です。
単一アルカリ電池 または ACアダプターを使用
ACアダプター使用時はイルミネーションLEDが点灯します。
屋外でも、自宅でも使える様に外部アンテナ用簡易カプラーを取り付けています。


異径ジョイント( 白い部分 )が付いていたので、取り付けも楽でした。
本来は前面パネルに取り付けるタイト製スペーサーでした。
今回は1500mVの高電圧が掛かるだけなので、金属スペーサーにしました。

このラジオに使用した真空バリコンが狙われています。


ダイアル裏にはあの八重洲無線のロゴがあります。
業務用リニア・アンプか高周波電源用だったのかな?
カウンター・ダイアルがあれば言う事無しですが、高そうなのでパスです。



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