無電源ラジオでは検波後に直接イヤホンを接続する例があります。
ほとんどがセラミック・イヤホンを使用しますが、小型化だけで無く性能向上も目指さないと面白くありません。
まずは、出力トランスの小型化です。
トランスを使わない場合は、既に製造終了して入手困難な本物のクリスタル・イヤホンを使うか、
ハイ・インピーダンスのマグネチック・レシーバー( 巻き線直流抵抗 2kΩ - 4kΩなど )や10kΩのダイナミック・レシーバーを使います。
ただし、これらも程度の良い物は入手困難で、お目に掛かる機会も少ないと思います。
良く使われているST-30( 左はET-30 相当品 ) 右はSD-30( ST-30相当品のピン・タイプ )
ST-32も左と同じ大きさです。
この大きさで満足できない場合は・・・
大きさの比較 右端は6mm角ですが、特性は馬鹿に出来ません!
裏面から見た大きさの比較
横からの大きさの比較
タムラ製作所 小型オーディオ・トランス 定評ある特性のトランスです。
但し、山水トランス( 橋本トランス )の様に種類は多くありません。
また、最低注文数が設定されているので販売店で在庫を置いているのは売れ筋だけでしょう。
ほとんどが取り寄せになるかも分かりません。
MGシリーズ
audio_mg.pdf MXシリーズ
audio_mx.pdf
無電源ラジオでは検波後にチョーク負荷としてコンデンサを介してセラミック・イヤホンに接続する事になると思います。